引き続き、 YouTubeでの ビクターからのオフィシャルな 鈴木彩子【すずきさいこ】MVは、 今回一連の分では最後の 第四期。
◆ 情熱
前記事の 『希望の鐘』で書いたのと同じように、 この曲が収録されているアルバム『愛があるなら』も、 アルバム全体を通して聴くことで 意味が厚くなる度合いが強いと感じる。
アルバム『愛があるなら』も また、 13曲 約66分あるアルバム全体での より大きなメッセージとして聴いてほしい 推し作品。
◆ 長い放課後
『ひとりぼっちの意味』とも 関連性がある曲。
こういう表現をできる気持ちと力がある“アーティスト”が、 他に どれほどいるだろうか。
それを聴くだけの“あなた”にも、 そこに向き合える気持ちと力があるだろうか。
・・・ 書くことは 色々あるだろう。
とはいえ、 こうして オフィシャルなもので 誰でもが視聴できるように公開された状況になると、 まずは とにかく 観て聴いてみることが 全てだろう。
◆ あの素晴らしい愛をもう一度
ここでは 今年の3月にも書いていた、 かなり広く知られているだろう曲をカヴァーした お薦め作。
◆ 迷子の子猫
詞は、 子猫視点。
猫だから、ということもあって...なのか?、 少しコミカルというか、 全体的に 明るく 軽快で、 より多くに薦め易い曲。
とはいえ、 “主人公”が猫になっても、 社会的な状況の立ち位置、 未来への思いの方向性や 見ている時間軸の大きさ・・・、 そういったところは、 上の『情熱』などとも同じ、 いかにも このアーティストが多く描いてきた世界観そのものだろう。
これは、 他の曲では 描かれる状況やサウンドの印象の明暗(ポジティブ/ネガティブ)を 精神性にも混同して 後ろ向き(ネガティブ)なメッセージに受け取られがちなところにも、 その本質の前向きさが解る部分かも。
居心地悪い所だけれど それでも歩いていこう
生きた心地がしない所だね それでも歩いていこう
雨に打たれて 風に押されて それでも歩いていこう
いつかはきっと陽射しを浴びて丸まりながら夢が見れるさ
これで ビクター在籍時代の シングルA面の全曲が ・・・ではなくて、 なぜか『地平線』が抜けている。。。
その『地平線』というと、 自分的には、 当時の感覚では、 シングルで出すのが なぜ この曲?と思った。
今聴くと、 そこまで悪くはないのか、とも感じてはいるが・・・
でも、 アルバム『24の誓い』収録曲では、 『願い叶いますように』とか、 他の選択肢があったのでは、と思う x x x
なので、 自分的には、 なぜ無いんだぁ、みたいな感じではないのが 率直なところ。
このアーティストを 印象良く見ているから ここで度々書くのだが、 だからといって、 何でも全部良いように言うつもりはない x x x
18曲もあると、 なかなか幅広いラインナップ...でもある。
とはいえ、 アルバムでは もっと振り幅が広いと思うので、 18曲だけでは伝わりきらない、とも言えそう。
何度も書くように、 アルバムも聴いてほしいアーティスト。
前記事に続いて、 ブレずに写ったコマは 通り過ぎた後のタイミングしかなかった... Again x x x
高速シャッターで写し止めれば、 ブレで使えない没コマは少ない「成功」を続けられる、が・・・、 その「成功」は、 それをやろうとした時点で 既に、 そっくり同じ画を誰でも膨大に写せるのと同じ結果しか得られないことの確定でもあり。
そこまで簡単ではない画を望むと、 背景が流れる加減が大きくなるように狙うほど 成功率は低くなって、 全滅テイクが続くのも よくあるパターン。
こういうところは、 以前から “鈴木彩子”関連でも “鳥写真”関連でも書いているような、 誰にでも確実な結果しか望まずにいられれば、 たくさんの「達成」「成功」を叫ぶ自己肯定に、 たくさんの「達成」「成功」を積み重ねたつもりの自己満足を 優秀な証明だと信じて・・・
そんな志向で 何でも得意げでいられることこそ、 ポジティブ、前向き、積極的、として 好まれ、 優れているかのように 奨励され指導までされがちでも、 その実態は、 “つもり”とは全く正反対の幻想だとも気付けないからこそ いつでも 声高に稚拙な自慢を駆って 明るく元気に振舞っていられるだけの 残念さん、というのと同じ類の話。
一見では無関係そうなことも、 直接は見え難い部分で繋がっているものでもある。