
正面から離れた方向に狙う虫を見つけて 翻った瞬間に よく見られる形で、 直線的に飛んでいる時よりも 躍動的な印象だろう。
でも、 狙う標的までは 遠いことが殆どで、 10m以上も飛んで行った先で やっと... ということもある。
捕食シーンを 絵やアニメで描こうとするなら、 躍動感がある形で飛びついていく 華やかな画に仕立てたくなりそうだが・・・

捕食する瞬間は、 大抵は、 その虫を 遠くから見つけて、 そこをめがけて飛んで来た流れの中にあるのが 基本形の理屈。
実際に写した経験でも、 直線的な飛行体勢ベースの、 画的には どちらかといえば地味めの形のことが殆ど。
位置が少々合わなかった分に 首を伸ばしたりはあっても、 大きな急挙動の瞬間だけにある躍動的な形になるのは 稀。
リアルな自然は、 『人の勝手な嗜好での幻想』に そうそうご都合良くは 合わせてくれない。