飛んでいても 地上にいても ヒバリはヒバリでも、 漢字では「雲雀」と書くように、 飛んでいる方が より いかにも、だろうか。
春のうららの・・・な風景の雰囲気と重ねた連想で、 のどかで 穏やかそうなイメージの鳥... かもしれないが・・・
縄張り争いでは 蹴ったりもして格闘することを知っていると、 フォルムに 凶器的な要素も感じられるかも。


飛翔に関連するシーンでは、 どの種類でも、 風が重要な要素になるのは 超々初歩の初歩、 超々基本の基本。
その中でも、 風との関係での判断が 絵に描いたようにド安直な そのまんまで 簡単確実に活かせるシーン。
「囀りながら飛んでいるヒバリが写っている」だけの写真なら 写すのは簡単、だが・・・
残念な豆粒ケツ写真を大量連写して 得意げでいる面々も よく見かける。
“鳥の写真”の基礎的な理解がない門外漢は 「飛んでいる鳥の撮影に『成功』した」とも表せるだけで 舞い上がりがち。
そして、 その世界では当たり前すぎるから自慢にもならない基礎知識は、 なぜか 疎かにされがち。
でも、 基礎がないまま ただ写しただけでは、 殆どは、 評価を云々できる段階の体裁になっていない写真にしかならない。
まぁ、 今のデジタル時代では、 膨大なコマ数を使っても ランニングコストは それほど気にされない、 というより・・・
むしろ、 実際には 稚拙ぶりを晒し続けているだけの醜態でも、 コマ数を多く切ることを 「優れている」と称して自慢されがち。
そういう、 多々いる 無知丸出し自慢さんでも、 片っ端から写し続けていれば 時々は 偶然のマシな画も拾えるだろうが・・・
“鳥の写真”としての体裁がある画を 根拠があっての判断で的確に狙うには、 まずは とても初歩的にすぎない基礎こそ重要。