
ある程度の大きさがあって、 同じような空域を繰り返し飛び回り続けるシーンもあり、 速度も遅いので、 撮れる状況さえあれば、飛翔姿を写す難易は マニュアルフォーカスのフィルム一眼でも難しくないレベルだが、 眼に光が入り難い印象がある。
撮れる状況自体に制約がある中で 鳥全体を見たときに どんな光が入った状態の画を撮るかは 撮影者の好みや技能が表れやすい部分だろうが、 目が光って写るかどうかは その瞬間の顔の向きの僅かな違いで変わったりするので “運”次第の部分もある。
また、 翼が長めなので、翼の先まで全体を入れた構図だと 眼は相対的に小さい範囲しか占めない状態になるので、 こういう少画素数(ここでは“意向”として 3:2横画は長辺800px)に縮小して 元より荒くなった画像では、 縮小のされ方次第で 眼の光り具合の印象が 原板より弱くなることもある。

ダイビングするも捕獲ならず。 それはともかく・・・
ここは、 コアジサシだけに限らず 何をどう撮るにも 被写体の周辺や背景が酷くなる状況が多すぎて、 撮影地としての条件は かなり悪い。
また、 コアジサシのダイビングを狙うことには、 良い条件が揃うことは殆ど無いので、 期待値がある撮影地とは言い難い。
しかし、 以前なら 色々な場所で活動するのが見られたので 条件が良い場所を選ぶことができたが、 近年では 私の生活圏で コアジサシが見られる場所は 他には殆ど無くなっているので、 条件が悪い場所で 無理ぎみにでも“撮れる範囲の画”を押さえた バリエーションが限られた画しか 撮れない鳥になってきている。